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涼月 (駆逐艦)[すずしつき]
涼月〔#達昭和17年1月pp.24-25『達第十八號 昭和十五年度及昭和十六年度ニ於テ建造ニ着手ノ驅逐艦二隻、潜水艦四隻、掃海艇一隻、敷設艇二隻及掃海特務艇三隻ニ左ノ通命名ス|昭和十七年一月二十日 海軍大臣 嶋田繁太郎|三菱重工業株式會社長崎造船所ニ於テ建造 一等驅逐艦 涼月(スズツキ)|浦賀船渠株式會社ニ於テ建造 一等驅逐艦 高波(タカナミ)|(以下略)』。命名に係る本令達で用いられている漢字は涼であって凉ではない。〕(すずつき)は、日本海軍の駆逐艦。秋月型駆逐艦の3番艦である。太平洋戦争末期には涼月型という表記も見られた〔『第二水雷戦隊戦時日誌』C08030103300, pp.49『六.防禦 (イ)凉月型ニ於テハ中部ニ吐水口少シ増設ノ要アリ』〕。艦名は片桐大自の研究によれば「さわやかに澄みきった秋の月」〔片桐, 348ページ〕。凉月という表記も見られるが〔#終戦と帝国艦艇53頁『(36)駆逐艦"凉月"』〕〔涼月の戦友会が「凉月会」という名称を使用しているほか、軍艦防波堤の案内板(:File:Gunkannbouhatei explanation.jpg)も涼月の表記を使用している。戦闘詳報でも涼月と凉月の混同が見られる。〕、公文書上「涼月」と命名されており「凉月」への改名や訂正の記録は存在しない。艦名はあきづき型護衛艦「すずつき」に継承された。 == 特徴 == 1944年に魚雷により艦首を亡失した後、新造した艦首と艦橋を接合したが、この際に新造部分は原型の丸みを帯びた形状とは異なる直線的な形状となった。特に角ばったその艦橋は、就役した秋月型・冬月型・満月型で他に持つ艦がなく、未成に終わった清月以降の設計図によるものと考察されているが、晩年の涼月の外見上の大きな特徴となっている。 また増備時期が明らかでないが、狭義の秋月型で唯一、艦橋左右に機銃台を設け25mm機銃3連装を装備し、最大で25mm機銃3連装を7基装備したと考えられている。この位置への機銃台は冬月型・満月型で後日増備されたものである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「涼月 (駆逐艦)」の詳細全文を読む
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